徳川家康(1543年1月31日〜1616年6月1日)は戦国時代から安土桃山時代に活躍した戦国大名の一人で、江戸幕府の初代将軍となった人物です。
徳川家康について
徳川家康(1543年1月31日〜1616年6月1日)は、戦国時代から安土桃山時代にかけての武将・戦国大名。江戸幕府の初代征夷大将軍。三英傑の一人。「海道一の弓取り」の異名を持つ。
徳川家康は実学を好み、『論語』『中庸』『史記』『貞観政要』『延喜式』『吾妻鑑』などの書物を関ヶ原以前より木版で、大御所になってからは銅活字版で印刷・刊行していた。また『源氏物語』の教授を受けたり、三浦按針から幾何学や数学を学ぶなど、その興味は幅広かった。
古典籍の蒐集に努め、駿府城に「駿河文庫」を作り、約一万点の蔵書があったという。これらは御三家に譲られ、「駿河御譲本」と呼ばれ伝わっている。
徳川家康は、中国の人物として劉邦、唐の太宗、魏徴、張良、韓信、太公望、文王、武王、周公を尊敬している。着目すべきはすべて周・漢・唐時代の人物で前王朝の暴君を倒して長期政権を樹立した王(皇帝)とその功臣の名が挙げられている。日本の人物では源頼朝を尊敬していた。
引用元:Wikipedia
幼少期に織田氏、今川氏の人質として過ごし、その後も忍耐を重ねながら天下を取った徳川家康ですが、苦労人ならではの名言・金言を数多く残しています。
今回は、その中から、時を超えて現代においても、人生に様々な示唆を与えてくれる「徳川家康の名言集」として12の名言を独断と偏見で選んでご紹介してみましょう。
徳川家康の名言 12選
1:人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し。いそぐべからず
徳川家康の名言1つ目は「人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し。いそぐべからず」という一節で「人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し。いそぐべからず」は「人生は長く苦しいことが多いので、辛抱強く努力を重ねて進むべきである」という意味です。
2:堪忍は無事長久の基、怒りは敵と思え
徳川家康の名言2つ目は「堪忍は無事長久の基、怒りは敵と思え」という一節で「我慢することが無事に長く栄えることのできる基礎で、怒りは敵と思いなさい」という意味です。
3:得意絶頂のときこそ、隙ができることを知れ
徳川家康の名言3つ目は「得意絶頂のときこそ、隙ができることを知れ」という一節で「物事がうまくいく時ほど隙ができるものだから、用心しなくてはならない」という意味です。
4:勝つことばかり知りて、負くること知らざれば、害その身に至る
徳川家康の名言4つ目は「勝つことばかり知りて、負くること知らざれば、害その身に至る」という一節で「勝ってばかりいて負けることを知らなければ、天狗になっていずれ大きな失敗をする」という意味です。
5:人は負けることを知りて、人より勝れり
徳川家康の名言5つ目は「人は負けることを知りて、人より勝れり」という一節で「負けることを知ることで、逆境になった時乗り超えることができる」という意味です。
6:己を責めて、人を責むるな
徳川家康の名言6つ目は「己を責めて、人を責むるな」という一節で「失敗した時は、自分を責めるべきで、他人を責めてはいけない」という意味です。
7:人を知らんと欲せば、我が心の正直を基として、人の心底を能く察すべし。言と形とに迷ふべからず
徳川家康の名言7つ目は「人を知らんと欲せば、我が心の正直を基として、人の心底を能く察すべし。言と形とに迷ふべからず」という一節で「人を理解しようとするなら、まず自分の心を正直にして、相手の心の底をしっかりと観察するべきである。言葉や見た目に惑わされてはならない」という意味です。
8:われ志を得ざるとき、忍耐この二字を守れり。われ志を得んとするとき、大胆不敵この四字を守れり。われ志を得てのち油断大敵この四字を守れり
徳川家康の名言8つ目は「われ志を得ざるとき、忍耐この二字を守れり。われ志を得んとするとき、大胆不敵この四字を守れり。われ志を得てのち油断大敵この四字を守れり」という一節で「チャンスが来ない時は「忍耐」、チャンスが来た時は「大胆不敵」、チャンスを掴んだ後は「油断大敵」の言葉を守れ」という意味です。
9:願いが正しければ、時至れば必ず成就する
徳川家康の名言9つ目は「願いが正しければ、時至れば必ず成就する」という一節で「正しい願いであれば、時期が来れば必ず成就する」という意味です。
10:不自由を、常と思えば、不足なし。心に望み起こらば、困窮したるときを思い出すべし
徳川家康の名言10個目は「不自由を、常と思えば、不足なし。心に望み起こらば、困窮したるときを思い出すべし」という一節で「不自由が当たり前と考えれば、不満は感じない。心に欲が起きたときには、苦しかった時を思い出すことだ」という意味です。
11:およそ人の上に立って下のいさめを聞かざる者の、国を失い、家を破らざるは、古今とも、これなし
徳川家康の名言11個目は「およそ人の上に立って下のいさめを聞かざる者の、国を失い、家を破らざるは、古今とも、これなし」という一節で「人の上に立つ者で、部下の諫めを聞かない人は、国を失い滅亡する。今も昔もそれは変わらない」という意味です。
12:宝の中の宝といふは人材にしくはなし
徳川家康の名言12個目は「宝の中の宝といふは人材にしくはなし」という一節で「最も大切な宝は、人材以外にない」という意味です。
以上、12の徳川家康の名言をまとめてご紹介しました。
いずれの言葉にも「悪い時期は耐え、良い時期でも奢らず、失敗しても人を責めず、人を大切に思う」気持ちが感じられ、そんな信念を持つ徳川家康だからこそ、天下人になり得たのだと思います。
偉人たちの名言は、私たちが生きる上で多くの気づきを与えてくれます。今回ご紹介した「徳川家康の名言」の中であなたの心に残った言葉はいくつありましたか?